更年期? プチ鬱? 45歳くらいから始まる女性の体の不調の原因と対策
40歳を超えると、30代になった時以上に「よる年波には叶わない」って思いませんか?
仕事も育児も家事も忙しいけど、気力が出ないし、すぐ疲れるし、疲れがなかなか取れない。。。
なんか、生理が来るのが早まった?
月に2回来ることもあるし。。。
休んでなんかいる暇ないけど、どうにもカラダがいうこと聞かないし、心もついていかない感じ
年を重ねていくと、女性がカラダの不調を感じるのには、原因があるんです
核家族化や共働き化で、ママの負担は増えていっているのではないでしょうか?
お給料は思ったより上がらないけど、バリバリ働くわけにもいかないし
しかし、子供の成長とともに、出費は増えていくわけで。。。
精神的な疲れに加え、カラダまで不調になってしまっては、ますます気分が上がらないですよね?
負のスパイラルにハマってしまわないように、予めできる対策をしてみましょう!
更年期障害の原因
閉経前後の5年間・計10年間が更年期で、概ね45歳~55歳頃に閉経する女性が多いようですが、早い人は30代後半から、遅い人は50代前半からと、個人差があります
更年期になると、女性らしさ・母性を発揮するホルモン「エストロゲン」の減少により、不快な症状が起こります
「エストロゲン」は、卵子を包む卵胞から分泌される、重要なホルモンです
女性の卵巣には、18歳頃までにおよそ20万個のの卵子が準備され、30歳頃までにゆっくりと減少していきます
35歳以降になると卵子は急激に減少し、37歳でおよそ2万5千個、40代で1000個台にまで減少し、閉経で0個になります
女性のカラダは、老化した卵子を減少させていくようにできているのですね
この際、「エストロゲン」の分泌量も急激に低下します
自律神経は読んで字のごとく、自分の意志とは関係なく自立的に働く神経で、交感神経と副交感神経があります
自律神経がホルモン分泌の調整もしています
「エストロゲン」が急激に減少すると、増やそうと過剰に働いて卵巣を刺激し、不安定になります
この不安定さが他の中枢機能にも影響してしまい、自律神経のバランスが崩れることによって、自律神経失調症の症状が出るのです
この、更年期に起こる不調を、更年期障害と呼びます
更年期対策
イライラしたり・不安になったら深呼吸
先ず、心を落ち着けてあげましょう
セルフですぐにできる深呼吸は、何の準備もいりませんし、時間やお金を気にする必要もありません
ちょっと行き詰まったり、呼吸が浅いな~酸欠気味と感じたら深く深呼吸しましょう
「エクオール」を補給する
「大豆イソフラボン」は、女性の健康に有効なことで有名です
腸内細菌によってこのイソフラボンから作られる「エクオール 」が、「エストロゲン」と似たような働きをします
ただ、「エクオール 」を作れる人と作れない人がおり、日本人で4割強の人しか作れないですし、吸収率が高くはなく、蓄積できませんので、毎日の補給が必要です
「エストロゲン」の減少を、健康食品「サプリ」で補給することによって、更年期障害の不快な症状改善に有効です
「ヨガ」でリラックス
チベット発祥の「ヨガ」は、もともと仏教における「自己理解」「悟り」であり、アーサナと呼ばれるポーズ・呼吸法・瞑想の3つの相乗効果で、心身のバランスを整えるためのものでした
アメリカで発展し、健康や美容、ダイエットのために取り組む人が増え続けています
ヨガは心とカラダの調和が目的ですが、血行がよくなり、副交感神経を優位にして自律神経のバランスを整えるので、更年期障害の症状改善にも有効です
難しい呼吸法やらポーズやら瞑想やらは、そんなに深く考えなくていいです
「リラックスして自分や周りの環境を振り返る時間」を、ちょっと作るだけです
アーサナというポーズには意味があり、カラダの関節や内臓の位置を、正しい位置に戻すので、正しいポーズも大事なんですが。。。最初は、ポーズをとるのは「ヨガでリラックスするんだぞ」っていう合図だと思えばいいですよ
動作の合間に5回、ゆっくり「腹式呼吸」することは忘れずに行いましょう
即効性ではないので、毎日ほんの少しの時間、カラダをほぐしてリラックスする時間を作ってみましょう
おまけで大きなインナーマッスルが鍛えられることによって筋肉をしなやかに柔軟にし、代謝が良くなり、老廃物の排出を促進し、脂肪燃焼率が上がりますので、無駄なぜい肉を落として、脂肪のつきにくい体質にしてくれます
簡単なポーズなら、自宅でも気軽にできますし、実は「瞑想」は、ストレスを解消してくれるんですよ
時間があれば動画検索して、ヨガの色んなポーズを見てみてください
深く知りたくなったら、専門書も読んでみるといいですね
初心者体験に行ってみるのもいいです
気軽に手ぶらで体験できるスタジオがありますよ♪
自然の中で「ヨガ」したら、自然と「瞑想」できそうですな~
他にも漢方が有効かと思いますが、「血の道」つまり血行を良くすることで様々な不調を整えていく、ということですので、「心身のバランスを整える」ことが、更年期障害の改善・軽減に繋がるのだと思います
更年期障害のサイン
- 顔のほてり・のぼせ・汗をかきやすい
- 動悸・息切れ
- 眩暈
- 肩こり
- 頭痛・腹痛・腰痛・関節痛
- 皮膚のかゆみ
- 手足の冷え
- 疲れやすい
- 快眠できない
- 倦怠感・不安感
- 怒りっぽい・すぐイライラする
- 生理不順・不正出血
今まで感じたことがないような不調であれば、「もしや?」と思えると思いますが、更年期じゃなくても日頃感じる不調と似たようなことだと、判断しにくいですよね。。。
別の疾病のかな?と気になる症状もありますし。。。
ホルモン値を測ってもらうと、更年期かどうかもわかりますので、悩む前に受診してみましょう
更年期のカラダの変化
- 不規則な排卵に伴い、生理不順になる
- 乳腺組織が減少して脂肪に置き換わり、乳房が縮んでいく
- 腰や腹回りの皮下脂肪が多くる
- 顔や全身のカラダのハリ・ツヤが無くなっていく
- 骨が脆くなる
- 膣の伸縮・弾力が減少して、性交痛を感じるようになる
症状が軽い・重い、の個人差もあると思いますが、生理がある女性ならば多かれ少なかれ、毎月感じる不快な不調が常時起こるのですから、平常通りに過ごすのは至難の業に思えます
そこに加えて、老化現象が顕著に表れると、女性としての自信がなくなってしまう人も多いでしょう
更年期の心の変化
- 夫婦の関係に対する不安
- 子供の成人→就職・結婚などで離れていく寂しさ
- 気力・体力に自信が持てない健康に対する不安
- 老後の心配
ホルモンの影響を受けて不安定になっているところへ、人生のターニングポイントを迎える年代なことが多いために、精神的に不安定になることが多くなります
老化現象による「老女優症候群」…老化現象を受け入れることができず、不安感が増大し、鬱状態になることも。。。
閉経の時期
日本人女性の平均閉経年齢:50.5歳
徐々に生理の周期が短くなってきたり、逆に長くなったりし、2~3ヵ月に1回→半年に1回と、生理の回数自体が少なくなり、やがてこなくなります
最後の整理から1年生理がなかった場合、閉経と言います
不正出血? 病気?
- ホルモンバランスの乱れによる出血→「機能性出血」
- 病気が原因の出血→「器質性出血」
前回の整理からまだ2週間程度しか経っていないのに出血したり、生理かと思ったらだらだらと長引いたり、更年期の生理は、出血量や日数も不安定になり、不正出血(生理以外で出血すること)があることもあります
排卵がないと、黄体ホルモンが分泌されず、子宮内膜がはがれにくくなるのでだらだらと出血が続いたり、子宮内膜が厚くなりすぎて一気にドバっと出血したりします
頻繁に不正出血していたら、更年期だからだろうと決めつけず、受診するのが1番ですが、定期健診を受けておくのがお勧めです
少量の出血なら、子宮頚管ポリープ・膣部びらんの心配、年齢とともに出血量が増えたのなら、子宮筋腫・子宮内膜症の心配がありますし、子宮頸がんは進行すると出血するようになり、子宮体がんは初期でも出血するので、いずれにせよ検査してみないと判断できません
如何でしょうか?
1人で悩む前に、試してみてくださいね~(*^^*
更年期?プチ鬱?と悩んでいる方の、ご参考にして頂けたら嬉しいです♪